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アリアドネについて





アリアドネにようこそ。
このサイトはリソースリスト、いわゆるリンク集です。もともと翻訳の 仕事などに必要な調べものをつうじて手元に蓄積されていったリソース 情報をととのえ、公開したものです。その後多くの知己をえて、研究者 ・翻訳者・実務家・創作家など、多様なかたがたとの共用の書棚になり ました。一九九六年に『調査のためのインターネット』(筑摩書房)を アリアドネとして上梓、一九九九年に続刊『思考のためのインターネッ ト』(同)を出しています。ほかに『「オンライン読書」の挑戦』(晶 文社・二〇〇〇年)、『インターネット―読む・学ぶ・調べる』(毎日 新聞社・二〇〇一年)などにサイト内容が反映されています。

アリアドネにリストしている資料は主に、人文・芸術や社会科学の領域 に属するもので、先行して発達した海外のリソースを主体に、国内発信 の基幹リソースなどを加えたものです。上記出版物のうち実験的に『思 考のためのインターネット』と連動していますが、それぞれ独立して機 能します。

なお全体に、網羅的な収集方針ではありません。ひとつの分野における 基幹的なリソースを軸に、ここから各分野の緻密な情報をたどっていける ことを意図しています。そういう意味では「人文系総合ゲート(笑)」と でもいえばわかりやすいかもしれませんが……。定義はともあれ「もの を考える糸口になる」ささやかな案内集であれたらと思います。

追記:このサイトは現在、更新を終えています。
優れた資料を無償で発信しつづけてくださったリソース制作者のかたがた、 またそうした情報の位置を示してくださった多くのかたに、心からお礼を もうしあげます。



二木麻里

(ふたきまり) 翻訳者。『書くためのデジタル技法』(共著・筑摩書房)、訳に『死を生きながら――イスラエル1993-2003』(D.グロスマン著、みすず書房)など。





【サイト名】 アリアドネ
【欧文表記】 ARIADNE
【URL】 http://ariadne.jp/ (2005年10月以降。旧http://ariadne.ne.jp/)
【制作・発信】 二木麻里
【発信開始】 1995年10月


【リンク】 どのページも自由です。これはあまりにも自明のことであると考えていたので、ながらく リンクについて記載をもうけてきませんでした。ですがきちんと表明すべき時期になっているようです。

ハイパーリンクは、インターネットを成立させるもっとも根本的な機能の一つです。サイトを設けることは、 インターネットというリンクの網の目に参加することにほかならず、インターネット上で発信をおこないながら通常のプレーンリンクに対してなんらかの許可、あるいは制限をもうけるのはむしろ特殊な姿勢であり、例外的なありかたであるとわたしは考えています。

ワールドワイドウェブを設計したバーナーズ=リーは、つぎのようにのべています。

「私は新たにリンクをはるという行為がごくありふれたものになればいいと考えた。 そうすれば、リンクの網の目は偏ることなく地球の裏側にまで広がることになる。 中央集中型のデータベースを導入することさえ避ければ、すべて順調に調整されて いくだろう。特別なノードも、特別なリンクもそこにはない。どのノードも、すべ てのノードにリンクすることができる。これによってシステムは必要な柔軟性をえ て、普遍的なシステムになる鍵を握ることになる。論理上の文献空間はネットワー クをこえ、あらゆるシステム、あらゆるリンクをこえ、アクセス可能なすべての 情報項目をふくむことになる。これで、考えられるすべてをきちんとさし示すこ とができれば、ハイパーテクストは最高に強力なものになる。ノードといっても いいしドキュメントでもかまわない、呼び方はなんでもいいが、ようす るにそれらは根本的に一つのファイルになる。そしてそれぞれのファイルが参照 できるアドレスをそなえ、すべて情報空間という同一の場所に存在することにな る。…(中略)…私はこのシステムを「ワールド・ワイド・ウェブ」とよぶことにした。」

ティム・バーナーズ=リー  『Webの創成』(毎日コミュニケーションズ)より
Tim Berners-Lee, Weaving the Web, Harper Collins Publishers Inc.1999.




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